無限∞脳トレ

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ストーカー体験談

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この記事は、1997年1月27日に書いたもの。

当時、ホームページを開設していて

そこで公開していたけど

今は閉鎖されていたので

再度公開します。

 

前記事で「恋をしようよ」と

提唱した。

👉弾けるような恋をしようよ❣️ - 無限∞脳トレ

 

このストーカー体験は、俺にとっては

恋愛経験ではないけど

相手にとっては重大な失恋で

だからこそ、かなり厄介な問題だった。

 

嫌な経験ではあったけど

これも俺の今後の恋愛に

大きな参考となった。

 

事件当時の俺は、大学生〜新社会人。

書いたのは28歳の頃。

拙い文章で恥ずかしいですが

原文をそのまま載せます。

 

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今話題になっているストーカー。

 


実は俺もストーカーまがいのことを

された経験がある。

しかも、バリバリのおばちゃんに。

 


大学の頃、

俺は家庭教師のバイトをやっていた。

その家庭教師先のお母さんK

(以下おばちゃんK)、

「子供のことで相談があるんですが」

というので、

近くの飲食店で話をすることになった。

 

ちなみに、このおばちゃんKは、

未亡人である。

大のペット好きで、犬猫はもちろん、

七面鳥、ハムスター、

あひるなども飼っている、変な人だった。

 

この時点でおかしいと気付いて

断っておけばよかったと、

今では反省している。

 

その後何度か、

このような相談をもちかけられ、

しょうがないので相談にのっていた。

やがて、自宅に電話がかかるようになり、

「子供のことで」といいながら、

一方的にたわいもない話をする始末。

 

そしてある時、

いつものように相談にのったあと、

車で送っていった時、

いきなり俺に抱き着いてきた。

そしてあろうことか

キスしようとしたのである。

これにはさすがに切れて、

「何するんだ!」と怒鳴った。

その場はなんとかおさまった。

 

これでおばちゃんKが、

あきらめてくれれば、

「まあ誰でも、恋をすることはあるわな。」

と、おばちゃんKを許せた。

 

しかし、あいかわらず電話はかかってくるわ、

自宅の前で待ち伏せされるわ、

しつこくつきまとわれたのである。

 

とにかく思い込みが激しくて、

俺がいくら「恋愛対象として見れない」と

はっきり言っても、

「愛されてる」と信じこんでいるのである。

 

俺は家庭教師をやめようとも考えたが、

子供は受験間近であり、

そういうわけにもいかない。

(ちなみに子供の方は、

わんぱく坊主で好きだった。)

とりあえず受験がおわるまでと我慢した。

 

その間、学園祭に来たり、

プレゼントを届けにきたりして、

親にも事情が知れてしまったが、

とにかく我慢した。

 

そして家庭教師もやめ、

大学も卒業して関東に就職し、

この出来事も忘れようとしていた。

 

ところがである。

俺が連休に実家に帰省していた時、

見知らぬおばちゃんから、

実家に電話がかかってきたのである。

「あるものを預かったので、

受け取ってほしい」と言うのである。

 

わけがわからず行ってみると、

そのおばちゃんN(以下N)は、

おばちゃんKの友人で、

プレゼントをわたしてほしいと、

頼まれたそうなのである。

 

俺は、関係ない人まで使って

つきまとってくるおばちゃんKに切れて、

同時にまきこまれたNが、

かわいそうに思った。

 

Nは事情を何も知らない立場なので、

ここは丁寧にことわって、

プレゼントは受け取らなかった。

その時はそれでおさまった。

 

しかし、次の連休中にNは、

またも同じことをやったのである。

 

これはNにも事情をわかってもらわないと

いけないと思い、

Nに会って、今までのことを話した。

 

Nは気が弱い人で、

どうやらおばちゃんKにむりやり頼まれて、

やったことのようだった。

 

そうは言っても、

俺もプレゼントを受け取って、

また変な勘違いをされても困るので、

断って返した。

 

するとおばちゃんKが

「どうして私は会えないのに、

Nにはそんなに話をするの?」と、

激怒しているというのだ。

 

俺は、おばちゃんKはもちろん、

Nもどう見てもおばちゃん。

恋愛対象として見るには、

かなり苦しかった。

それなのにこの嫉妬。

 

しょうがない、

これ以上Nに迷惑はかけられないと思い、

直接おばちゃんKにあって、

「これっきりにしてください」と

説得を試みた。

 

しかしこれが見事に裏目にでて、

おばちゃんKはまた、

あらぬ勘違いをしはじめたのである。

 

そんな状態のまま、連休は終わり、

関東の自宅に帰った。

ついに、自宅に電話がかかるようになった。

おばちゃんKが、俺の電話番号を調べて、

Nにかけさせていたのだ。

 

Nのほうも、おばちゃんKにしつこく頼まれて

困っていると、俺に訴えた。

俺のことで困っているのは悪いと思い、

何度か電話で事情を話して、

「おばちゃんKは話をしてもわからないので、

とにかく無視するように」と

アドバイスをしていた。

すると今度は、Nがおかしくなってきた。

 

俺がいくら事情を話しても、

信用してくれないのだ。

「本当は、彼女を愛しているんじゃないの?」

「彼女の気持ちを受け入れてあげて」

と言う始末。

おまけに「おばちゃんKがうらやましい」

と嫉妬するのだ。

 

これは、Nもだめだと思い、

これ以上話しても、Nはわからんし

おばちゃんKは更に嫉妬して、

Nにつきまとうので、

Nとも話さないようにした。

 

するとNからは、しつこく電話がくるわ、

おばちゃんKからは

わけわからんハガキが来るわ

(住所も調べられてしまった)、

関東まで来ると言って本当にくるわ、

俺の生活はボロボロ。

 

これは一回ちゃんと話し合いを

せんといかんと思った。

しかし当事者だけでは、

また誤解の種になりかねない。

 

俺とおばちゃんK、Nのほかに、

口が達者な友人Aに入ってもらい、

4人で会って話し合いをすることになった。

 

これが功を奏した。

最初は、おばちゃんKと俺が熱くなって

口論してしまったが、

最後には、Aがうまくまとめてくれて、

話し合いは何とかうまくいった。

 

その後何度か電話がかかってきたりもしたが、

なんとか乗り切って

ようやく嵐はおさまった。

 

この頃はまだ「ストーカー」

という言葉もなく、

最近の雑誌に書かれているような、

ストーカーに比べれば、

たいしたことはない。

 

しかしそれでも、

当時の俺の精神的ダメージは大きかった。

 

実際、今でも「おばちゃん恐怖症」に

なっている。

 

これからは、おばちゃんKや、

Nみたいな人間を「ストーカー」の

一言でかたずけてしまうのだろうが、

これには反対だ。

 

彼らも人間であり、普通の人でも

ストーカーになる要素はもっているのだから、

人間として彼らを分析して、

問題を解決していかないといけないと思う。

 

一言アドバイスを言えば、

「ストーカー」とよばれる人は、

怒らせると恐い。

嘘でもいいから、彼らを説得して

なだめなければ、

いつまでもつきまとうだろう。

 

当事者だけで話し合うと

感情的になっていまうので、

誰か信頼できる人に間に入ってもらって、

話し合うと良いかもしれない。

 

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